サイトのコンテンツを決める前に知っておきたいこと:アドセンス広告の仕組み
WordPressでサイトを運営する前には、どんなコンテンツ、カテゴリーの内容にするのか、決める必要があります。
写真やファッション、食べ物、金融関係、ニュースサイトなど、どんな内容のテーマにするかは、自分の得意分野、専門性のあるもの、などから決めるのが良いでしょう。
ただし決める前に、広告についても考えて置く必要があるかもしれません。
クリック単価が高い「アドセンス」
サイトを趣味で始める人もいれば、または生活を支える収入源としてアフィリエイトに取り組む人もいるでしょう。
趣味で始める人は収入にあまり関心がないかもしれませんが、やはりサイトを人々に見てもらって、ある程度の収入が入ってくれば嬉しいものです。
そこでサイトの内容を決める前に、広告の仕組みについて、ちょっと頭の片隅に入れておくと良いかもしれません。
サイトに張り付ける広告の代表的なものは、グーグルの「アドセンス」です。これは他のクリック型・アドネットワークの広告よりも、クリック単価が高いと言われています。
しかしサイトによって、単価は大きく変わるともいわれています。例えば専門性のあるサイトに貼られたアドセンス広告は、クリック単価が100円になる場合もあれば、ニュースサイトではクリック単価が10円未満になることもあります。
どうしてそうなるのでしょうか?
サイトの種類によってクリック単価が異なる
アドセンスは単価が決まる仕組みなどは、公開していません。よってさまざまな分野のサイトを運営してきた自分の経験から、お話をさせていただきます。
なぜサイトによって、クリック単価が変わるのか?それはクリック数の違いや、無効クリックの数の違いによるものと考えられます。
そもそもグーグルはAIを使って、サイトに関連したアドセンス広告を表示させています。
そのためある分野に特化したサイトには、それなりの広告が表示されます。また特化したサイトを見に来た人は、興味を持って検索などを使い、調べて訪問している人がほとんどです。
つまり興味があるからそのサイトを訪れるため、表示される関連した広告も、クリックしやすい傾向にあるのです。しかも誤って広告をクリックしてすぐに離脱するのではなく、広告をじっくり見る人も多い傾向にあります。
このため特化したブログの、クリック単価は高くなる傾向にあるのです。
一方、「2ちゃんねるまとめ」のようなニュースサイトの場合は、SNSなどで刺激を受け、興味本位でサイトを覗きに来た人たちがほとんどです。
そのため、そこで表示される広告に関心を寄せたり、クリックしたりする可能性は低く、広告をじっくり読む可能性も低い。また自然に、誤クリックも多くなります。
そのため単価が非常に低く抑えられると考えられます。
「価値のある記事」は検索でも上位表示
またこのようなことから、Googleは「価値のある記事」という基準を作り上げています。無論、その基準も公開されていませんが、少なくとも500文字程度で、簡単に書かれた記事は、「価値のある記事」とは見なされません。またコピーしただけの記事は問題外です。
逆に1000文字から2000文字以上にわたって書かれた専門的な内容の記事には、高い評価をつけると考えられます。
そして「価値のある記事」と判断すれば、Googleはそれらの記事を検索で上位に表示させます。こうすることで、Googleは利用者にメリットをもたらせるようにしているのです。
広告の種類でもクリック単価は異なる
さらに広告の種類によって、クリック単価も変わってきます。
たとえば金融、保険、就職関連などの広告では、クリック単価が高いと言われています。
よってそのようなテーマのサイトでは、他のサイトに比べて、同じアドセンスの広告を貼っていたとしても、収入が高くなる傾向にあります。
一方で、「楽〇」「ア〇ゾン」などの広告単価は低いと言われています。そして何かに特化していないブログやサイトには、このような広告が掲載される傾向にあります。
その結果、当然特化していないサイトでは、広告収入が特化ブログよりも低めに抑えられてしまいます。
アドセンスに頼る必要もなくなる
特化したサイトを運営していると、実はアドセンスに頼る必要もなくなります。
というのも「アフィリエイト」が使えるからです。「アフィリエイト」は、サイト訪問者が広告をクリックして、そこで何らかの成約(契約や購入)が行われると、利益が発生する仕組みのことです。
特化したサイトでは、「アフィリエイト」で関連商品の広告を貼っておくことで、収入を得られる可能性があるのです。
やはり訪問者はサイトに興味を持っているため、アフィリエイトの関連商品の広告にも興味を示しやすく、また成約や購入の可能性が高くなるためです。
無論、自分が好きなこと、得意なことをテーマにサイトを運営するのが一番です。長続きしますし、なにより書いていて楽しいでしょうから。
しかしまだどんなサイトにしようか、決めかねている場合、広告の仕組みについて知った上で、考えてみてはいかがでしょうか。