「テーマ」によって異なる、サイトのスピード

AC

これからどんなテーマを選ぼうか、という時に、是非とも考えていただきたいのが、「テーマ」によるサイト・スピードの違いです。

 

無論、サイト・スピードはプラグインの数や、サーバーの種類など、さまざまな要因によって変わってきます。

 

また新たにサイトを立ち上げた時などは、それほど記事や画像も少ないため、「テーマ」によるスピードの差はないかもしれません。

 

しかし時間が経つに従い、記事や画像も増え、次第にスピードに差がついてきます。そのため、「テーマ」を選ぶときは、是非スピードのことも考慮に入れておいた方がいいでしょう。

「テーマ」によって、なぜ速度に差が生まれるのか?

 

「テーマ」によってスピードの差が生まれる理由は、複雑です。そのため一概には、言えませんが、「機能」や「デザイン」が大きく関わっていると言えるでしょう。

 

例えば、機能をたくさん搭載している「テーマ」の場合、それらを働かせるために、その分表示されるまで時間がかかってしまいます。

 

また一般的に、凝ったデザインの場合も、やはりサイトのスピードが遅い傾向にあります。

 

逆に言えば、機能が少なく、デザインもシンプルなものであるほど、その分スピードは上がります。

そもそもサイトのスピードは重要なのか?

 

ここでサイトのスピードがそこまで重要なのか、疑問に思う方もいるかもしれません。しかし速度は非常に重要な要素です。

 

実はロード時間が3秒かかるだけで、サイトから離脱する率が40%になるとも言われています。

 

また検索された時に、掲載される順番(SEO)が決められる際にも、Googleなどはスピードが一つの重要な要素と位置づけています。

 

逆に言えば、スピードが遅いと掲載順位が下がってしまい、見てもらう人も少なくなってしまう可能性があるのです。

有料テーマ別の速度の違いは?

 

では有料テーマの場合、それぞれのメーカーのものが、どのくらいの早さになるのでしょうか?

 

すでに他のサイトでも実測しているものがありますが、やはり「SWELL」がダントツに早いですね。

 

他にも「Emanon Pro」や「SANGO」「アルバトロス」「賢威8」なども、スマホで高いスコアを出しています。

 

このような計測は、プラグインやアドセンスの広告なども外した初期状態での比較になりますが、実は初期状態では、体感的にはほとんど、速度の違いがわかりません。

 

また私がDigiPressのテーマを使っているサイトでは、かなりの記事数に登っていますがPCでは「96」をたたき出しています。

 

逆に言えば、どんなに早いサイトでも、プラグインを多く入れてしまい、適切な対策を取らないと、非常に遅くなる可能性があるのです。

 

下は、サイトを早くするための方法について書いた記事になります。

 

無料サイトで速度が早いのは?

 

無料サイトで、最速のテーマといえば「Luxeritas(ルクセリタス)」でしょう。

 

このテーマも実際に使っていますが、100記事以上になっても、ほとんど速度は変わらず、スマホやPCともに「90」以上のスコアとなっています。

 

また「Cocoon」も速さでは定評があります。こちらも以前使っていましたが「Luxeritas」と変わらず高スコアが続いていました。

 

しかもこの2つの「テーマ」とも現在は機能も充実しており、初心者でも使いやすくなっています。

 

有料テーマを決めるまで、まずは無料テーマで運営し、その後欲しい機能が出てきた時に、有料テーマを検討してみる、というのも1つの方法だと思います。

 

サイトを運営するには、このようにさまざまな点を考慮する必要があります。

 

まずはどんな内容のサイト(ブログ)にするか?その際写真や動画を多用するかどうか?

 

例えばファッションを扱うサイトの場合、写真も使うでしょうし、またデザインもおしゃれでないと、人々を惹きつけられません。

 

一方、食べ物(例えばラーメン)の場合なら、写真は多く使うけれど、おしゃれである必要はありません。凝ったデザインのテーマは必要ないことになります。

 

つまり、このような点を考え、将来のサイト・スピード低下にも備えて、どんな「テーマ」がいいか、を考えて行く必要があります。

 

また時間がたつと、やはり画像も増え、プラグインも増えてきます。その時、どのテーマが代わりの機能を持っているか、など事前に考えておくと良いかもしれません。